人はどうしようもない精神状態に直面した時、怒りや不安、不満、悲嘆といった感情をそのまま体内に持ち続けていると、やり場のないエネルギーが身体化して病気になることがあります。
これが心身症という病気です。
精神的に成熟している人は、苦境に立たされたとしても、それに対するきちんとした方針を打ち立て、問題を解決するだけの力を持ち得ます。
しかし、幼児時代から性格・人格が訓練されずに、弱く未熟なままで育ってきた人は、混乱した感情だけが先に走り、怒りに満たされ、なんら解決する方法を見つけられないまま、感情の高ぶりにまかせるしかなく、時にはとんでもない行動に走りやすいのです。
こうした状態を解決するためには、その人自身が自分の状況や病気の症状をしっかり受け止め、認めることが重要になります。
そのため、医師や看護士、臨床心理士、ケースワーカーと呼ばれる人が、その人の心理上あるいは性格上のさまざまな問題を面接することによって明らかにし、その人がおかれている状況を受容できるように援助する必要があるのです。
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